いま税務会計を取り巻く情勢は、着々と「あるべき税制」へと動いています。
少子高齢化、金融資産一体課税、今国会で成立する会社法、税制改正された帳簿書類の保存は7年へと延長、中小企業の会計指針作成の動き、そして税制調査会の個人所得課税の所得区分見直し、さらには消費税関係の改正と税率の引上げ予想などです。
会計基盤の強化−−−中小企業の会計指針作成の動き
青色個人の特別控除が55万円が65万に引き上げられますが、それには正規の 簿記にしたがった記帳が求められます。もとより法人・個人事業者の記帳は税務署 のためにするものでなく経営業績を把握し経営計画を実践していくための大切な基 礎資料です。さらに商工会議所や税理士会等が、中小企業の会計の、統一的な指針の 作成に向けた審議をしています。大企業の会計基準のような厳格な内容ではなく、実務負 担に一定の配慮がなされた一定の規範となるものと考えられます。
消費税改正の動向とあわせ会計基盤の強化が図られています。
「不動産所得」「一時所得」を廃止し、「年金所得」新設、「退職所得」を見直しに!
税制調査会は金融所得の一体化を一区切りして所得区分全体の見直しに動き始めました。複雑、解りにくいと言われる所得区分を、優遇面の見直しや前述の記帳厳格化とあわせ、簡素統一化しようとするものです。総額60兆円と言われる「給与所得控除」を縮小し「実額控除」を増やす給与所得改革(?)にも手を付けていこうというものです。
大きな変革であり、紆余曲折が予想されます。
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